現在、小学5.6年生で必修化されている「外国語活動」ですが、より進化するグローバル化に向けての、小学校英語低学年化に向けた大きな動きがありました。
政府の教育再生実行会議が小学校英語や大学改革についての案を提出しました。
提言案は以下の内容です。
- 低学年への「外国語活動」必修化
- 正式な教科にする事による、専任外国人教師の積極的な確保
- 現在、5.6年生で週一実施されている教科時間数の増加
小学校での英語教育拡充などを提言へ 教育再生実行会議
コレに対し、下村文科相が「4年生くらいから始めるのが妥当」とのコメントを発表しましたが、ネット上では「急に教員を増やしたら質が低下する」「果たして算数や理科、国語などを押しのけてまで時間を取る必要があるのか」といった意見が多数寄せられています。
反応やアンケート結果などを見る限り、反対意見と賛成意見は半々といった所でしょうか。
日本の教育は文法命で、実践的ではないから喋られないと言われていますが、こういった見方も出来ます。
「日本人は別に日本語だけでも生きていくのに不自由しない」
東南アジアをはじめ、英語を話せる国が多いのは、英語を話せないと生活レベルを維持できないから、必然的に覚えるのであって、日本も必死にならざるを得ない状況になったら覚えると思います。
なんでもかんでもグローバル化にコミットメントするのは少し違うんじゃないかなぁと思うのですが、ただ、英語を話せると便利なのは確かだし、TwitterやフェイスブックなどのSNSの台頭によって「個人同士のやりとり」もボーダーレスになっていますので、英語を使いこなせるに越したことはないですね。
そろそろ日本でも、英語教育について大きな見直しが必要な時期に差し掛かっているのは間違い無いのではないでしょうか。
特に新手法のビジネスに関しては日本の5年は先を行っていると言われており、英語に明るいだけで得になっている状況なので、ビジネスを学びたい人にとっては必修かもしれません。
「先ずはしっかりとした日本語を」「日本人としての誇りを疎かにしてはいけない」・・・といったような意見もごもっともです。
そこら辺も踏まえて上手いこと現在の教育とハイブリッドしていけば良いのではないでしょうか?